猪口邦子議員の夫である猪口孝さんの経歴が凄い理由は、彼の学問的な業績、国際的な経験、そして多言語能力にあります。そこで今回はそれらを詳しくまとめました。
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それでは五選の内容を順番に見ていきましょう!
①~⑤まで。
第①選・猪口孝さんの学歴
- 東京大学教養学部卒業: 1966年に卒業。
- 東京大学大学院修士課程修了: 1968年に修了。
- マサチューセッツ工科大学: 政治学博士号を取得。
東京大学では、1966年に教養学部を卒業し、1968年には社会学修士を取得しました。この学びの場で、彼は社会学の基礎を築き、後の政治学への道を開く重要な知識を得ました。
東京大学での教育は、彼の学問的な視野を広げ、国際的な問題に対する理解を深める契機となりました
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第②選・猪口孝さんの職歴
- 東京大学名誉教授: 2004年に定年退官し、名誉教授に。
- 中央大学法学部教授: 2005年から教授を務める。
- 新潟県立大学学長: 2009年から2017年まで学長を務める。
- 国際連合大学上級副学長: 1994年から1996年まで務める。
国連大学では上級副学長として、国際的な課題に対する解決策を模索し、持続可能な開発や国際協力の促進に貢献しました。
彼の国際的な視点と経験は、大学の研究活動を活性化させ、世界中の研究者との連携を深める基盤を築きました。
猪口さんの活動は、国際社会における日本の役割を強化するための重要な一歩となりました。
第③選・猪口孝さんの言語能力
- 多言語に堪能: 英語、中国語、韓国語、ロシア語を話すことができる。
- 国際的な研究活動: 多言語能力を活かし、国際的な研究活動を行っている。
猪口孝氏は、多言語に堪能な国際政治学者であり、以下の言語を話すことができました。
- 英語: 国際的な学術交流や研究において広く使用される言語であり、彼の著作や講演でも頻繁に用いられました。
- 中国語: 中国との国際関係や政治経済に関する研究に役立つ言語として習得していました。
- 韓国語: 韓国との外交や経済関係を考慮し、韓国語も学んでいました。
- ロシア語: 冷戦時代の国際政治を理解するために重要な言語として、ロシア語にも精通していました。
- ドイツ語: ヨーロッパの政治経済を研究する上で有用な言語として、ドイツ語も話せました。
- フランス語: フランスとの文化的・政治的関係を考慮し、フランス語も習得していました。
これらの言語能力は、彼が国際政治学者として活動する上で大きな強みとなり、多様な視点からの分析を可能にしました
第④選・猪口孝さんの受賞歴
- 瑞宝中綬章: 2023年に受章。
- サントリー学芸賞: 1982年に受賞。
猪口孝さんの受賞歴は以下の通りです。
- 1982年: サントリー学芸賞を受賞。
- 受賞理由: 著書『国際政治経済の構図――戦争と通商にみる覇権盛衰の軌跡』が評価されました.
- 2018年: 日本政治法律学会より現代政治学会賞を受賞。
- 受賞理由: 現代政治学への貢献が認められました.
- 2023年: 瑞宝中綬章を受章。
- 受章理由: 学術及び教育への貢献が評価されました
これらの受賞歴は、猪口孝さんが日本及び国際的な政治学界で高く評価されていることを示しています。
特にサントリー学芸賞は、彼の著作が持つ影響力と重要性を証明するものです。
上記に関しましてはこちら下記↓の記事でご覧ください
第⑤選・猪口孝さんの著書
- 150冊以上の学術書: 日本語で約110冊、英語で約40冊を出版。
- 国際政治学の分野での業績: 多くの著書が国際政治学の分野での業績を示している。
猪口孝氏は、国際政治学の分野で多くの著書を執筆しており、その中には以下のような重要な作品があります。
- 『国際政治経済の構図』 (1982年)
- この著作は、国際政治と経済の相互作用を分析し、サントリー学芸賞を受賞しました。
- 『国家と社会』
- 国家と社会との関係を考察するための視点を提供する作品で、現代政治学叢書の一部として位置づけられています。
- 『現代国際政治と日本』
- 日本の国際政治における役割や課題について論じた著作です。
- 『地球政治の構想』
- グローバルな視点から地球規模の政治問題を考察した作品です。
- 『流動化する民主主義』
- 先進8カ国におけるソーシャル・キャピタルについて分析した著作で、民主主義の変容についても触れています。
- 『現代民主主義の変容』
- ジョン・キーンとの共編による作品で、民主主義の変化とその影響について考察しています
これらの著作は、猪口氏が国際関係論や政治学においてどれほど深い洞察を持っていたかを示しています。
彼の研究は、日本国内外で広く評価され、多くの学術的議論に影響を与えました。
猪口孝さんのプロフィール
猪口孝|経歴の箇条書きまとめ
- 生年月日: 1944年1月17日、新潟県新潟市に生まれる。
- 学歴:
- 1966年: 東京大学教養学部卒業。
- 1968年: 東京大学大学院修士課程修了。
- 1974年: マサチューセッツ工科大学で政治学博士号取得。
- 職歴:
- 1969年: 上智大学外国語学部助手。
- 1974年: 上智大学助教授。
- 1977年: 東京大学東洋文化研究所助教授。
- 1988年: 東京大学東洋文化研究所教授。
- 2004年: 東京大学定年退官、名誉教授に。
- 2005年: 中央大学法学部教授(公共政策大学院教授兼任)。
- 2009年: 新潟県立大学学長(2017年まで)。
- 主な業績:
- 1982年: 『国際政治経済の構図』でサントリー学芸賞受賞。
- 1987年: 雑誌『レヴァイアサン』を共同創刊し、実証主義的政治学の発展に貢献。
- 日本国際政治学会理事長(2000-2002年)。
- 受賞歴:
- 2018年: 日本政治法律学会現代政治学会賞受賞。
- 言語能力: 英語、中国語、韓国語、ロシア語など多言語に堪能。
猪口孝さん自宅火災により死去
- 2023年11月27日に東京都文京区の自宅で火災が発生し、80歳で亡くなりました。
- 火災はマンションの6階で発生し、応接室が火元とみられています。
- 警視庁は事件性は低く、失火の可能性が高いとみています。
- 同時に33歳の長女も亡くなりました。
上記に関しましてはこちら下記↓の記事でご覧ください
まとめ
今回は、猪口孝さんの経歴が凄いと云う事で、五選の内容を紹介してきました。享年80歳で訪れた突然の別れは、学問の世界にとって大きな損失であり、多くの人々がその功績を偲んでいます。最後までご覧くださいましてありがとうございます。
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