池袋暴走事故は、2019年4月19日に東京都豊島区東池袋で、87歳の飯塚幸三が運転するトヨタ・プリウスが暴走し発生した重大な交通事故です。今回は被告飯塚幸三死亡で事件の真相が失われ埋もれないためにも紹介します。
池袋暴走事故の詳細な経緯
池袋暴走事故は、2019年4月19日に東京都豊島区東池袋で発生しました。この事故では、87歳の飯塚幸三が運転するトヨタ・プリウスが暴走し、母子2人が死亡し、他に9人が重軽傷を負いました。以下はこの事故に関する詳細な経緯です。
- 2019年4月19日: 事故発生。飯塚幸三が運転する車両が交差点で暴走し、自転車で横断歩道を渡っていた松永真菜さん（当時31歳）とその長女莉子ちゃん（当時3歳）が死亡。事故により男女9人が重軽傷を負った。
- 2019年5月: 飯塚は入院中に警視庁から事情聴取を受ける。彼は事故後、胸の骨を折るなどの重傷を負っていたため、逮捕されずに在宅で捜査が進められた。
- 2019年11月12日: 警視庁は飯塚を自動車運転処罰法違反（過失運転致死傷）の疑いで書類送検した。
- 2020年2月6日: 東京地検は飯塚を在宅起訴した。
- 2020年6月2日: 道路交通法が改正され、高齢ドライバーの安全対策が強化された。
- 2020年10月8日: 初公判が開かれ、飯塚は無罪を主張した。
- 2021年9月2日: 東京地裁は飯塚に禁錮5年の判決を言い渡した。判決理由として、彼の過失が重大であることが指摘された。
- 2021年9月17日: 判決が確定し、飯塚は刑務所に収監された。
- 2023年10月27日: 東京地裁は飯塚側に約1億4000万円の支払いを命じた民事訴訟の判決が確定した。
- 起訴: 飯塚は危険運転致死傷罪で起訴された。
- 裁判開始: 2020年10月8日に初公判が開かれた。
- 判決: 2021年9月2日に5年の実刑判決が下された。
- 証拠: 車のデータレコーダーにブレーキ操作の記録がなかった。
- 飯塚の主張: 車の故障を主張したが、裁判所は認めなかった。
画像出典：.sankei.com
この事故は日本社会における高齢ドライバー問題への関心を高め、高齢者による交通事故防止策や運転免許証の自主返納促進につながりました
飯塚幸三のFacebookなど
池袋の事故で飯塚幸三は息子に電話をかけて、FacebookやTwitterのアカウントを削除させ携帯を解約させ証拠隠滅させたことが判明してますが、人を轢き殺してる割には冷静すぎると思いませんか？
飯塚幸三に関する世間の声SNS
SNSアカウントなどの削除はしてあるようですが、本人が実際に指示を出したのかどうかは未確認のはずです。それに、証拠隠滅させたと言われますけど、事故の証拠を隠滅することとSNSアカウント削除することとは別でしょう。証拠隠滅ではなく、批判の書き込みや身バレを恐れてだと思います。 息子には電話を入れたようですが、すべての通話内容が分かっているわけではありません。 それと、救急に連絡を入れたという報道はないようですが実際はわかりません。 今後、同乗者を含めて、救護措置(通報含めて)をとったとらなかったで量刑が変わるでしょうから、注目すべきポイントかと思います。それから、通話記録内容についても。 個人的には、加害者は入院を伴うケガだそうですが、そもそも事故直後に息子に連絡入れれるくらいですから、最低でも救急に連絡は入れれたはずだと思いますが、それをしなかったのなら重大だと思います。
画像出典：YouTuber
松永さん拓也の心情は
飯塚幸三受刑者が93歳で老衰により死亡したことが報じられた後、松永拓也さん（松永真菜さんの夫）はSNSを通じて追悼の意を表しました。
彼は「心よりご冥福をお祈りいたします」と述べ、飯塚受刑者が刑務所で最期を迎えたことに対しても「彼にとっても、大きな責任を背負いながら刑務所で最期を迎えたことは、とても無念だったことでしょう」と語りました。
このように、松永拓也さんは飯塚受刑者の死を通じて、事故によって奪われた家族への思いとともに、社会全体へのメッセージとして捉えていることが伺えます。
彼は高齢ドライバー問題についても言及し、「免許返納だけではなく、高齢者が車に頼らずとも安心して豊かな日々を送れる社会を築くことが私たち全員にとっての課題です」と述べています。
飯塚幸三のプロフィール
飯塚幸三のプロフィール箇条書き
- 名前: 飯塚 幸三（いいづか こうぞう）
- 生年月日: 1931年6月1日享年93歳
- 出身地: 東京府（現・東京都中野区）
- 学歴:
- 東京府立第四中学校（旧制）
- 浦和高等学校（旧制）
- 東京大学 工学部 応用物理学科
- 学位: 工学博士（東京大学）
- 専門分野: 計量学、計測工学
- 職歴:
- 通商産業省（経済産業省）技官
- 中央計量検定所所長
- 工業技術院長
- クボタ取締役（常務、専務、副社長を歴任）
- 主な業績:
- ショア硬さの研究
- 真円度・円筒度測定におけるマルチステップ法の開発
- 世界計量記念日の提案
- 国際度量衡委員会副委員長としての活動
- 受賞歴:
- 精機学会「青木記念論文賞」
- 計測自動制御学会「功績賞」
- 瑞宝重光章（2021年に褫奪）
- 事故関連:
- 池袋暴走事故に関与し、禁錮5年の実刑判決を受けた。
- 2024年10月26日に死亡。
このように、飯塚幸三は日本の計量学と計測工学の分野で重要な貢献を果たし、特に国際的な計量標準化活動においても影響力を持っていました。しかし、彼の人生は池袋暴走事故によって大きく変わり、その後の法的な問題や社会的な議論を引き起こしました。
まとめ
松永拓也さんは、受刑者に対して責めるのではなく、社会に向けたメッセージを伝えることを目的としており、彼の言葉を通じて交通安全の重要性を広めることを目指しています。最後までご覧くださいましてありがとうございます。
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